(^_^)enduro

オフロードバイクと北海道の楽しい林道♪
by kawasaki_ninjya
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雨の中で ~夕張EDいち計測係の想い~
朝から降り続いている雨、そしてうっすらと視界をさえぎる霧。

あさひ林道TEST Finishポイント 

今年も去年と同じポイントで時計係をまかされた。
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フィニッシュゲートの手前は登り勾配の長い直線である。

鬱蒼と茂る木々の中の林道をアクセル全開で駆け上がってくる。

ゴール地点からは直前まで姿が見えない。

そんな中、下からものすごい勢いで駆け上がってくる。

そして4ストロークの勇ましい音がぐんぐん近づいてくる。

まだ・・まだだ!まだアクセル全開のままだ!!

姿が見える地点から計測所のシケインまでの距離5~6mしかない。

安全に減速できるとすれば、姿が見えてから減速では間に合わないはずだ!

だが、音はそんなことお構いなしに、どんどん全開のまま近づいてくる!

「お、おいおい!止まりきれずに突っ込むぞ!!!」

音の主は、更に開け続ける!そして姿が見えた!!と同時にフルブレーキング!

同時にリアが滑り出す!バランスを崩したのか?!

計測所にいた我々は唖然としたまま凍りつく!

が、そのまま見事なスライドでヘ180度ターン!そしてターンした直後さらに加速!

計測所まで泥しぶきが飛んでくる!瞬く間に光電管の前を通り過ぎる!

なんということだ・・・彼は、あのスピードを・・・

あのクレージーなコーナリングをコントロールしていたというのか?!

通り過ぎる瞬間に目に飛び込んできた 赤いベースに燦然と輝く ゼッケン 2 の文字。

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そう彼は全日本クラスの選手 「内山祐太郎」選手であった。

そう、今年は日本を代表する全日本クラスを戦っており、なおかつISDEの日本代表でもある

4名のそうそうたるライダーが夕張ENDUROに参戦しているのだ!

そもそも、北海道では彼らトップライダーの走りを拝めるのは日高か、木古内しかない。

いきなり度肝を抜かれていると、間髪をいれずに続々を爆音が近づいてくる!

次は2ストロークの音だ!これも全開のままだ!!!!
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ギリギリまでアクセル全開!そしてフルブレーキング&スライドターンであっという間に

計測所を通過していってしまう。

「す・・・すげえぜ・・・こいつら頭のネジがぶっ飛んでるぞ・・・」

思わず唸ってしまった。

さすが日本を代表するライダーたちである。

だが・・・我らが北海道勢も負けてはいなかった。

高橋選手もISDEライダーである。

高橋選手も全開固定のまま突っ込んでくる!!!
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そしてフルブレーキ!豪快なスライドとともに駆け抜けていく!

すげえ!すげえよ!マサトン!まったく負けてねーよ!

続くように今度は野太い排気音だ!うほおお! リンちゃんが飛び込んでくる!!!
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リンちゃんもぜんぜん負けてねーーーよ!速いよ!

と、次は?なんとスケテツさんキターーー!

スケテツさん、一見すると派手さは無い・・・が!きっとクルっと回って光電管を抜けるまでの

スピードがダントツだ!
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この区間だけはきっと全日本ライダーたちより絶対に速いんじゃないか?!

さすが、熟練の技・・・さすがISDEライダーである。

そしてヨネさんもGASGASでエライ勢いで突っ込んでくる!すげえよ・・・怖くないのだろうか?
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なんか・・こう・・次元が違う・・・そんな感じがした。

根本的に、我々とは止まれる、曲がれるという感覚が絶対的に違う・・・・

私も鍛錬を積み重ねれば、このように走れるのだろうか?

怒涛のように、Aクラスが通り過ぎ、その後Bクラスも続々と計測所へ飛び込んできた。

そして、FUNクラスのライダーが通り過ぎ、先ほどまでの緊張・轟音がまったく嘘のように、

雨と風の音のみしかしなくなる。

雨脚が先ほどより強くなってきた。風も先ほどより強いようだ。

私はばたつくテントの中でぼんやりと考えていた。



去年とはまた違った感じだな・・・・・・・。
去年は参加台数が少なすぎた。 もちろん、今年も決して多いわけではない。
だが、何故か去年とは雰囲気が違う。
同じように今年も5大会連続で朝からの雨・・・・そして風・・・・
気候は去年と同じ・・・だが・・・・
今年は本州から全日本のライダーを含め沢山のライダーが参戦してくれている。
それが、今回の大会を活気ある雰囲気にしてるのだろうか・・・・?


更に雨脚が強くなってきた頃、マーシャルが上がってきた。

「いやーーー、パンツまでびっしょびしょ!さむいよーーーーーー」と軽く悲鳴を上げながら

テントまでやってきた。
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だが、心なしか去年よりも顔が明るい。

今大会も同じように、何週間も前からコース作りをしていただろう。

コースを設営しながら・・・杭を打ちながら・・テープを這わせながら、彼らは思っていたはずだ。

「今年こそ・・・沢山の人に走ってもらえますように・・」と。

去年よりは、若干ながら参加ライダーは増えた。

それとあわせて 「全日本ライダーたちが俺たちの作ったコースを走る」という満足感も

きっとあったに違いない。

たまに走ってくるマーシャルたちの顔も心なしか笑顔が多い。

みんな「いやー、雨も降って、しかも寒いーーーー!」といいながらも、顔は笑顔である。

エンデューロという競技、レースは本当に沢山の人の力が必要なレースである。

各ポイントに設置された計測所、コースマーシャル、計測されたデータを入力する管理、

そして、この夕張EDでは、「ラップタイムや状況」をリアルタイムでデータ配信するなど、

新しい試みも行われている。

これらのスタッフと、参加するライダーや、ピットメカニック。

そして、この大会を記録すべく、雨のなか、カッパを羽織りあちこち移動し、写真撮影するカメラマン&

ビデオカメラマン。

まさにエンデューロレースというものは 「人と人の努力と絆」で紡がれていくものだといっても

過言ではないのではないか?

これほど、多くの人たちと同じ時間を共有し、楽しみ、そして感動できる競技もないのではないか?

老いも若きもみんな「エンデューロ」の前ではみんな少年のようではないか・・・と。

きっと、この大会の素晴らしさを知れば、みんなライダーであれ、スタッフであれ、応援や観戦であれ

もっともっと参加したい・・と思うに違いない。

だから・・・参加した人たちはこの素晴らしい大会をもっともっとあちこちで話をしてほしい・・・。

「今年の夕張はね!」とキラキラ少年のような目で話をしてほしい・・・・。

そうすることが、きっと未来のエンデューロ を また紡いでいくことだと思うから。



・・・・・そんな妄想にぼんやりと浸っていると、また、山々にエンジン音がこだましてきた。

おお!!今度はさっきよりもさらに過激な開けっぷりだぞ!

さあ、駆け抜けてこい!また驚嘆するライディングを見せてくれ!!

俺の度肝を抜く、すごい走りを見せてくれ!

私は時計を握り締めながら、降りしきる雨の森を期待と興奮を抑えながらじっと見据え続けていた。
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by kawasaki_ninjya | 2010-08-02 14:01 | オートバイ
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