ワシが好きなアーティスト |
ワシがずっと好きな絵がある。 好きなアーティストとでもいうのだろうか・・。 ワシは絵画が結構好きなのである。 ゴッホや、モネなんかも好きだ。 宗教画というのも結構好きで、展覧会などがあるとついつい見に行ってしまう。 特に好きな画家が 「サルバドール・ダリ」である。 なかでも、衝撃を受けた作品がこれである。 (Reminiscence archeologique de l'Angelus de Millet) どこかでみた構図ではないか? そう、これはミレーの≪晩鐘≫の構図である。 ダリ自身はこの絵を。「晩鐘は私のこころに得体の知れない苦悶を生み出した。 その苦悶はたいそう痛烈で二つの不動のシルエットの記憶が数年間も私を追 いかけ廻し、常に意味もわからぬままつきまとっては、変わらぬ不変を引き起 こすのだった。」 と語っている。 ワシはこれをみて、直感的に「大地と共に生き、そして、死を受け止め、祈る」 という、精神的な過去の世界を懐かしみ、未来の人がモニュメントとして打ちたて たが、打ち立てた人々は滅び、後には「モニュメントだけが残る」というイメージを 受けたのだった。 世紀末的な、人間世界のなれの果てを書かれているような気がしたのだ。 特にこの岩のモニュメントの足元に小さな親子が書かれてる。 これは人間のようには見えず、人間の次の生物のような気がしてみていた。 ちょうど、猿の惑星で自由の女神が砂に埋まって一部だけが出ているように。 ダリという人は作品を制作するにあたって、霊感的な部分があったというのだ。 つまり、霊感的に受けたイメージを作品としていた。 とすると、この作品もまさに最後の審判のようなイメージがわいてくる。 そして、ダリが描く 「最後の晩餐」 非常に未来的な、現代的な感じがするのだ。 まさに現代の最後の晩餐・・である。 絵画を通じて、画家の精神イメージが入り込んでくる感じがとても好きなのだ。 |
by kawasaki_ninjya
| 2006-02-10 10:15
| だらだら日記
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