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オフロードバイクと北海道の楽しい林道♪
by kawasaki_ninjya
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キャシャーン。
幼きころ、キャシャーンを見ていた。
結構好きでよく公園で「キャシャーンごっご」をしてたっけ。
キャシャーン。_e0022736_985958.jpg

そう、アニメのほうといえば、世界征服をたくらむ悪に立ち向かうヒーロー物
だった。
その単純明快さゆえに、幼き頃夢中になったのかもしれない。
キャシャーン。_e0022736_9101376.jpg


そして、大人になった時、実写版の「CASSHERN」が放映された。
子供の頃とっても好きだったので、たしか劇場まで足を運んでみたっけ。
これが、見てビックリ。
おおよそアニメとは全く違った内容だった。
キャシャーン。_e0022736_912757.jpg

内容が、酷くヒューマンで、しかも、善には善の、悪に悪の理由があるのだ。
立場が変われば善は悪に、悪は善に変わるのである。
キャシャーン。_e0022736_9132240.jpg

なにより、悪だと思っていた敵役は、「ただ生きるという事を人間に踏みにじられた」
と悲しい決意で「人間社会」を滅ぼそうとするのである。

この作品の根底にあるテーマの壮大さにいささか驚いていた。
「自分だけが幸せになるだけではダメなんだ」
「自分の幸せの為に、誰かが犠牲になっちゃだめなんだ」

まさしく、これは現代に生きる我々への痛烈なメッセージではないだろうか。
我々先進国が己の豊かさを満喫するために、南の途上国を犠牲にしている。
今、こうしているときにも、途上国では今日食べる食べ物も、安全な水のなく、
沢山の人たちが死んでいっているというのに。
私たちはどこかで「他人事」とか「かわいそうだけどしょうがない」で
無関係を装っている。
同じ、人間ですらこの程度の愛情しかもてないのだから、
他の動物や、植物、自然になど愛情を注げるはずもない。

今朝の新聞で若年者の自殺が急増していると載っていた。
我々の父が、母が、どん底の生活から努力して物質的に
溢れた国を作った。物質に溢れることが一番の幸せだと信じて。
しかし、現状は、幸せになるどころか、自殺者は増える一方だ。
特に若年の者たちは将来になんの夢も持てず、自らの生きている意味も
価値も見出せないものが多い。
子供たちは敏感に感じ取っているのだ。
我々が作ってきた「国」は間違っている・・と。
その間違った国の中では彼らは生きていけないのである。
そう教育してしまったのも、我々なのだ。
心豊かに生きるとは? 人生の意味とは? 愛とは?
これらのテーマを考える事がタブーもしくは「恥ずかしいこと」とされた
現代の思想を一度破壊し、それを考える事こそが人間として
正しい道なのだと教えなければならないのではないか?
その為には私たちが、まずこれらのテーマを考えなければならないと
思うのだ。
by kawasaki_ninjya | 2006-02-13 09:29 | だらだら日記
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