サバイバルED大会 |
9月11日 晴れ AM8:00 桂岡 朝からの好天に恵まれ、気分は上々だった。 セロー乗りのSさんからは「プチっとアタックツーリング行きましょう」と 非常に気負いのないメールで、すっかり気分は「林道ツーリング」だった。 まさか、これが地獄のサバイバルEDになるとは・・・・ 今回初参戦のハスク乗りのSさんも交えトラ乗りのYさん、セロー乗りのSさん ワシの4名でのスタート。 今回はセロ乗りのSさんがハスクできたもんだから、ほらみてみて! まるでEDレース会場のようでしょ? ハスク2台も並んで・・・。 ここでちょっとしたアクシデント!。 なんとこの獣道に黒い車がはしってきた。 思わず「おおお、くるまだ!」といった発言が「おおお、熊だ!」に聞こえちゃって 一同急にすばやいマッハな動きに・・とくにトラ乗りのYさん。 見事な反射神経でした。 そんなこんなで気を取り直して出発。 んが!ハスク乗りのSさん 速い速い!ついていけねー こんなスピードは、アリババの鬼速の人たち以来だ! 「どどどど、どこがプチツーリングやねん!」と心で叫び、 暴れるバイクを押さえるのに必死でした。 いつもの休憩ポイントではハスク乗りのSさんが余裕の待ち構え!。 「このオクにもルートありますよ~」と笑顔でおっしゃる。 もうね、この時点で、結構腕が上がっていたのは内緒だ。 ここからはなかなかのアタックぶり。 見てこれ! この倒木した木の根元を走るんですよ。 しかも下がボッコリ穴開いてるし、せめーし、ハンドル当たるし。。。。 ひーひーいいながらようやく通過。 その後も新ルートを探索するも、倒木の被害でアウト・・。 本当にチェンソーが欲しくなってしまった。 やむなく北電鉄等ルートを激走。 んで、ちょっと小休止。この後襲う悲劇をまだ誰も予想していない・・ 再スタート後、セロー乗りのSさん、痛恨の転倒! 道路わきの溝に消えていった・・・。 うわーやべー!と思ってたら、何事も無かったように出発。 いやー、Sさん強いよ、すごいよSさん。 さらに行った先で先頭を走るハスク乗りのSさん突然のスピードダウン。 なんかエンジンがモーモー言ってるし。 「プラグですね」といいながらさくさくっとプラグ交換していた。 うーん、なんとも慣れた手つきだなあ。 その後張碓周りで戻ってきた。 まだ時間も早いこともあり、ふと「激坂のぼり」をしようという話になってきた。 これが、あの地獄の始まりだった。 前日の雨でヌタがさらに酷く、あがっていかない。 ワシのKDXもなんとオーバーヒート! クーラントが吹きこぼれたー。 ひーひー言ってようやく鉄塔下に到達。 そう、ここは以前ワシが玉砕した「魔の鉄塔下」なのである。 ここでトラ乗りのYさんに「トライアルの練習コースみたいで最高でし!」 と悪魔のささやきして、すっかりその気にさせる。 セロー乗りのSさんは「変な気が起きないように」とバイクを遠く離れた 場所に止めてるし。 しかし!「んじゃちょっと行ってくるわ」と軽快に鉄塔下を下っていった。 んで、アタック開始! なんと、Yさん!あっさり何事もなかったのように一発クリアー!! スゲーゼYさん、やるぜYさん!。 ホントにね、ひょいひょいとなんでもないようにクリアしちゃったんですよ。 ワシがあんだけ玉砕したのに。 しかも登ってきての一言「いやーいい練習になるね~」とさわやかに語った。 この一言に いやね、この時点ではYさんのあまりのクリアー振りについつい「ひょっとしたら ワシでもいけるんではないか?」と頭をよぎったくらい安楽なムードが漂っていた。 が! 鉄塔下は突然その姿を変貌させ、牙をむき出しにした。 降りていったSさん。激しい高回転の音はするが上がってこない。 心配して,Yさんが降りていった。 この時点ではまだ上では安楽ムードだったのだが・・・。 またまたハスクの悲鳴のような高回転が山々にこだまする。 上で待機していた我々の空気がだんだん緊張してきた頃・・ 「かっちゃーん!Oさーん」とハスクのエンジン音に負けないくらいの怒号が こだましてくる。 その瞬間「やべえ、あがらないんだ」と思った。 すぐさま救助に向かった先には・・・ なんとSさんがダウンしている~! まさしく、前にワシがダウンしたときと同じ状況である。 が、4人のパワーを結集し、少しずつあげていく。 あからさまにSさん体力を極限まで奪われ、ダウン寸前である。 ここから運転をワシが変わりさらに引き上げていく。 しかし、ここでさらに驚きがあった。 クラッチは切れているのに、グイグイ登っていくのだ!!「えええええ何で?」 と後ろを見ると、Yさんが猛烈な押しを繰り広げている。 すーげー、なんだこのパワー!!と感動している間に、やっと頂上到着。 登りきって、Sさん文字通り ダウン! この鉄塔下はいったん牙をむくと、ライダーの肉体も精神もぼろぼろにしてしまう。 本当にトラウマになるくらいなのである。 Sさんは起き上がって「もうおりねえ!!」といってたが・・。 いやいや、Sさん今度は朝一発目にきましょう。 体力が有り余っているうちに。 この鉄塔下をクリアすることができたら、もうきっと怖いものなしになる。 どんなコースでも「あの鉄塔下にくらべたら楽勝!」と思えるのではないか? 現にワシがそうなのである。 が、ワシもまだクリアーしていない。 さあ、Sさん!これでSさんも一緒にリベンジを誓った一人である。 いつの日にかこの「鉄塔下」をクリアーして、がっしり!と握手をしましょう。 男と男の固い握手を・・・。 すばらしき、EDレーサー達。すばらしきアタッカー達。 このすばらしい仲間とともに、「まだ見ぬ場所」へあくなきアタックは続くのである。 |
by kawasaki_ninjya
| 2005-09-12 10:08
| オートバイ
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