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オフロードバイクと北海道の楽しい林道♪
by kawasaki_ninjya
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日本の品位
我々、日本人の心の品位は今どこへ向かうのだろう。
大量の西洋文化に押し流され、日本人たるべき「精神性」が
押しやられてしまっている。
もっとも、甘んじて、この西洋文化を我先にと受け入れた日本人
(私もその一人であるが)の行く末は経済とともに心中するしか
無いように思えてならない。

日々信じられないような凄惨な事件。
かつ、それらを裁くはずの警察や、司法の腐敗。
昨日も母子惨殺事件の事を聞いたのだが、
被告を弁護している弁護士の、その理屈を聞いてあきれてしまった。
「殺そうとしたのではない。騒がれたから口をふさいだだけ・・」
とか、一緒に殺害した子供については「殺そうとしたわけではなく、
泣き止ませるために、首に紐を結んだだけ・・」とか。
弁護の詳細は確認していないが、もしこんなことを本当に言っていたと
すれば、もう、日本の司法自体が腐りきっていると思う。
こんな「言い訳」が通用するなら!。

そんなときに、とある遺書を読んだ。
戦時中の特攻隊の遺書である。
有名な遺書であるから、すでに知っている方々も多いと思う。
が、もし、知らない方がいれば、是非読んでいただきたい。
誤解の無いように言っておくが、私は決して主戦論者ではない。
戦争は絶対に起こしてはならないと思っている。
しかし、この誇り高い精神性は敬服するべきだと思う。
彼らに託された この「日本の未来」を作ることが、我々の重大なる
使命だとつくづく実感させられるのだ。


五六振武隊 陸軍少尉 上原良司

大将十一年九月二十七日生
本籍 長野県東筑摩郡和田村一七三
現住所長野県見ない暗雲郡有明村一八六
出身校 慶應義塾大学経済学部


1945年5月11日陸軍特別攻撃隊員として、沖縄県嘉手納の米国機動部隊に
突入戦死。
享年22歳。

遺書

「所感」

栄光ある祖国日本の代表的攻撃隊ともいうべき陸軍特別攻撃隊に選ばれ身の
光栄これに過ぐるものなきと痛感いたしております。
思えば長き学生時代を通じて得た信念とも申すべき理論万能の道理から考え
た場合、これはあるいは自由主義者といわれるかもしれませんが
自由の勝利は明白な事だと思います。
人間の本性たる自由を滅す事は絶対に出来なく
たとえそれが抑えられているごとく見えても
底においては常に闘いつつ最後には勝つという事は
かのイタリアのクローチェもいっているごとく真理であると思います。

権力主義全体主義の国家は一時的に隆盛であろうとも必ずや最後には敗れる
事は明白な事実です。
我々はその真理を今次世界大戦の枢軸国家において見る事ができると思います。
ファシズムのイタリアは如何、ナチズムのドイツまたすでに敗れ、
今や権力主義国家は土台石の壊れた建築物のごとく
次から次へと滅亡しつつあります。

真理の普遍さは今現実によって証明されつつ過去において歴史が示したごとく
未来永久に自由の偉大さを証明していくと思われます。
自己の信念の正しかった事この事あるいは祖国にとって
恐るべき事であるかも知れませんが吾人にとっては嬉しい限りです。
現在のいかなる闘争もその根底を為すものは必ず思想なりと思う次第です。
すでに思想によってその闘争の結果を明白に見る事が出来ると信じます。

愛する祖国日本をしてかつての大英帝国のごとき大帝国たらしめんとする私の
野望はついに空しくなりました。
真に日本を愛する者をして立たしめたなら
日本は現在のごとき状態にはあるいは追い込まれなかったと思います。
世界どこにおいても肩で風を切って歩く日本人 これが私の夢見た理想でした。

空の特攻隊のパイロットは一器械に過ぎぬと一友人がいった事も確かです。
操縦桿をとる器械、人格もなく感情もなくもちろん理性もなく、
ただ敵の空母艦に向かって吸いつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬものです。
理性をもって考えたなら実に考えられぬ事で しいて考うれば彼らがいう
ごとく自殺者とでもいいましょうか。
一器械である吾人は何もいう権利はありませんが ただ願わくば愛する日本を
偉大ならしめられん事を 国民の方々にお願いするのみです。

こんな精神状態で征ったならもちろん死んでも何にもならないかも知れません。
ゆえに最初に述べたごとく特別攻撃隊に選ばれた事を光栄に思っている次第です。
飛行機に乗れば器械に過ぎぬのですけれど、一旦下りればやはり人間ですから、
そこには感情もあり熱情も動きます。
愛する恋人に死なれたとき自分も一緒に精神的には死んでおりました。
天国に待ちある人、天国において彼女と会えると思うと 死は天国に行く途中で
しかありませんから何でもありません。

明日は出撃です。
過激にわたりもちろん発表すべき事ではありませんでしたが、
偽らぬ心境は以上述べたごとくです。
何も系統立てず思ったままを雑然と並べた事を許して下さい。
明日は自由主義者が一人この世から去っていきます。
彼の後姿は淋しいですが、心中満足で一杯です。

いいたい事を言いたいだけいいました無礼をお許し下さい。
ではこの辺で


多くの痛ましい犠牲の上で、現在の日本がある。
彼らが望んだのは、決して経済至上主義の繁栄ではないはずだ。
「日本人としての高い精神性をもった国になってほしい」・・・
その純粋な想いを我々は果たして受け継いでいるのだろうか?
そして、どれほどの人が語りついでいることだろう。
この若者の純粋さを。高い精神性を。
振り返ってみれば、私も自堕落な日本人の一人である。
猛省する必要がある。我自身の行いに。考えに。その弱き精神に。
by kawasaki_ninjya | 2006-04-20 10:53 | まじめなお話
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