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オフロードバイクと北海道の楽しい林道♪
by kawasaki_ninjya
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上島竜兵に男を学ぶ。
とある、ジャーナルで非常に目を引く記事があった。
以下全文紹介したい。
この記事には賛否両論在るだろうが、一人の男の生き様として
読んでみてほしい。
きっと、読み終わったあとには、「上島竜兵」という男の見る目が
変わっていることだろう。

ストイックであるということ

上島竜兵に男を学ぶ。_e0022736_9331050.jpg

上島竜兵という男を一言で言い表すとしたら、「ストイック」
という言葉が最もよく当てはまるだろう。
しかも、彼の持つ「ストイック」は、徹底的に「自分を良く見せない」
という「ストイック」である。
彼は、40歳を過ぎた今でも、まるで若手芸人のように、あつあつの
おでんを顔に当てられたり、水に溺れたり、高い所に吊り上げられ
たりといった、とても 40歳を過ぎたベテラン芸人とは思えない仕事
を続けている。
彼の表現する笑いは、それらに対する徹底したリアクションである。
他の40代の芸人を探してみても、彼ほど滑稽で「自分を良く見せない」
笑いを表現する芸人は見当たらない。
多くは40歳を過ぎ、ベテランになると、ある程度の地位を得て、
自らの身に危険が及ぶような仕事を避けるようになる。
俗に言う「丸くなった」というやつである。
しかし、彼には全くと言っていいほど、その「丸くなった」という
言葉に縁がない。
これが、上島竜兵の「自分を良く見せないストイック」の真髄なのである。





人に笑われ続けるということ。

ある人は言う。
「上島竜兵は人を笑わせているのではなく、笑われているだけだ。」
その指摘は決して間違ってはいない。けれども、「人に笑われる」
ことのどこが悪いのだろうか。
人間は誰しも、「人に笑われたくない、人によく思われたい。」
と思うもの。
人間は誰しも、自分のことが一番可愛いから、自分を守るためだったら、
どんな手段も厭わない生き物だ。だから、この世には嘘や裏切りが罷り通る。
「自分を良く見せる」ためだったら、人を騙したり、傷つけたりすることに
何の躊躇もない。これを読んでいるあなたも、自分の胸に手を当てて、
考えてみて欲しい。決して、嘘や裏切りに何の躊躇もないあなたを
責めているわけではない。人間とは、つまり、そういう生き物なのだ。
そんな中、上島竜兵は、自分を徹底的にコケにし、「人に笑われる」という、
人間の性質とは全く逆の行為をあくまで敢行する。
その不器用で、ストイックな生き様は、涙が出るほど美しいものであることは、
もはや言うまでもないだろう。

永遠に変わらないということ。

ある人は言う。
「上島竜兵の芸は、いつも同じ。」
上島竜兵の芸は、いつも同じリアクションや一発芸ばかりなので、
いい加減飽きた、というわけである。
しかし、この言葉には、「視聴者」としての多少の身勝手さが滲み出ている。
ここに、アンディ・ウォーホルの言葉がある。
「人は海辺のポーチに腰掛けながら、海の風景をいつまでも眺めていられるのに、
映画館に行くと、途端に退屈さに耐えられなくなる。」
人は「何も変わらない」海辺の風景を純粋に「美しい」と感じ、いつまでも
それを眺めていたいという心を本来持っている。それなのに、それがテレビや
映画といったメディアに変換された途端、それが退屈でつまらないもの以外の
何物でもなくなってしまう。
この世の誰もが、テレビで一日中、「海辺の風景」をずっと見ていたい、
とは思わないのだ。
それがメディアというものなのかもしれないが、人が本来持っている
「何も変わらない」ことを「美しい」と思う心は、一体どこへ行ってしまったのか。
上島竜兵は、永遠に何も変わらない。
それ故に美しいのだ。わたしたちの心の中の「海辺の風景」のように。

後世に何も残さないということ。

「上島竜兵、45歳。代表作、これと言ってなし。」
最近、上島竜兵が一押ししているギャグ(?)である。
この何の変哲もないギャグ(?)の中にも、上島竜兵という男の生き様が
よく表れている。

それは「後世に何も残さない」ということ。
実際には、多くの若手芸人に絶大な影響を与えている彼だが、なぜか彼は
「45歳」という節目を「代表作、これと言ってなし。」という素っ気ない言葉
で締めくくろうとしている。
これこそが、彼の男の美学だ。
男は自分の人生を自分の哲学で徹底的に生きる。
生きて、生きて、生きた後、誰にも気づかれず、誰からも悲しまれずに死んでいく。
彼の何の変哲もないギャグ(?)から、そんな彼の男の美学が読み取れる。
男は生まれながらに馬鹿な生き物だ。
世の女たちは、そんな男の馬鹿さ加減を心底理解できず、「アナタ、馬鹿じゃないの。」
という一言で一蹴する。
でも、それでいいじゃないか。
男は死ぬまで馬鹿でいいのだ。
それが、男にだけに許された、男の特権。
さぁ、わたしたちが45歳になったとき、「代表作、これと言ってなし。」と
自信を持って言える、そんな男になってやろうじゃないか。
by kawasaki_ninjya | 2007-04-12 09:36 | だらだら日記
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